表記会議を開催しました。附属学校(小中高)と大学の英語系教員が年に1回,一堂に会してそれぞれの問題と今後の英語教育の方向性を議論するもので,今回も有意義な会となりました。
平成28年度第1回大学・附属学校英語教育連携推進会議 議事録
日 時:平成28年4月22日(金)17:35~18:50
場 所:神戸大学国際コミュニケーションセンターD603
出 席
○大学教育推進機構国際コミュニケーションセンター:石川慎一郎,柏木治美,加藤雅之,木原恵美子,グリア・ティモシー,島津厚久,横川博一,(オブザーバー)福岡麻子[ドイツ語]
○附属学校:石田麻衣子,津田敦子,緒方高士,泉美穂,興津紀子,軽尾弥々,篠原泰子,横山安律子,岩見理華,真田弘和,松岡梨花,高順子
○附属学校部:川端係長,竹林主任
【報告事項1】附属学校全体の現状について
事務より,資料1に基づき,附属学校の概況について説明があった。
【議題1】附属小学校:英語教育の現状と課題について
石田委員より,資料2に基づき,附属小学校の英語教育について説明があり,以下のような意見交換が行われた。
○ 大学から,小中連携の具体的な方向について質問があり,具体的にはこれから取り組んでいくが,中等教育学校教員と小学校教員が学校間を行き来し,どのような学習をしているか相互に観察し意見交換したいと回答があった。
また,中等教育学校前期課程からは,11月に小学校で行われる研究授業の際に,一緒に加わってチームティーチングをしたいと考えているという意見があった。
○ 大学から,昨年度に神戸大学留学生が協力した授業は具体的にどういうことをしたのかという質問があり,小学生6年生(2クラス)が16グループに別れて,1グループ(5人)に留学生1人を囲み,明石の街に実際に出向いて,留学生を観光案内し,簡単な英語で表現したりジェスチャーを交えて,明石の魅力を伝えたと回答があった。
○ 石田委員より,11月19日(土)に研究開発の研究授業がある旨,アナウンスがあった。
【議題2】附属中等教育学校:英語教育の現状と課題について
まず初めに,津田委員より,中等教育学校全般の英語教育について,資料3-1に基づき,説明があった。続いて,緒方委員より,追加資料(前期英語科来年度(平成28年度)に向けた取り組み)に基づき,中等教育学校前期課程の英語教育について説明があった。
最後に,泉委員より,資料3-2,3-3に基づき,中等教育学校後期課程の英語教育について説明があった。
日 時:平成28年4月22日(金)17:35~18:50
場 所:神戸大学国際コミュニケーションセンターD603
出 席
○大学教育推進機構国際コミュニケーションセンター:石川慎一郎,柏木治美,加藤雅之,木原恵美子,グリア・ティモシー,島津厚久,横川博一,(オブザーバー)福岡麻子[ドイツ語]
○附属学校:石田麻衣子,津田敦子,緒方高士,泉美穂,興津紀子,軽尾弥々,篠原泰子,横山安律子,岩見理華,真田弘和,松岡梨花,高順子
○附属学校部:川端係長,竹林主任
【報告事項1】附属学校全体の現状について
事務より,資料1に基づき,附属学校の概況について説明があった。
【議題1】附属小学校:英語教育の現状と課題について
石田委員より,資料2に基づき,附属小学校の英語教育について説明があり,以下のような意見交換が行われた。
○ 大学から,小中連携の具体的な方向について質問があり,具体的にはこれから取り組んでいくが,中等教育学校教員と小学校教員が学校間を行き来し,どのような学習をしているか相互に観察し意見交換したいと回答があった。
また,中等教育学校前期課程からは,11月に小学校で行われる研究授業の際に,一緒に加わってチームティーチングをしたいと考えているという意見があった。
○ 大学から,昨年度に神戸大学留学生が協力した授業は具体的にどういうことをしたのかという質問があり,小学生6年生(2クラス)が16グループに別れて,1グループ(5人)に留学生1人を囲み,明石の街に実際に出向いて,留学生を観光案内し,簡単な英語で表現したりジェスチャーを交えて,明石の魅力を伝えたと回答があった。
○ 石田委員より,11月19日(土)に研究開発の研究授業がある旨,アナウンスがあった。
【議題2】附属中等教育学校:英語教育の現状と課題について
まず初めに,津田委員より,中等教育学校全般の英語教育について,資料3-1に基づき,説明があった。続いて,緒方委員より,追加資料(前期英語科来年度(平成28年度)に向けた取り組み)に基づき,中等教育学校前期課程の英語教育について説明があった。
最後に,泉委員より,資料3-2,3-3に基づき,中等教育学校後期課程の英語教育について説明があった。
○ 前期課程では,生徒の「質疑応答」の力について,母語での質疑応答ができない生徒がいることが挙げられた。大学からは,実際,中等教育学校の卒業生で神戸大学へ入学した学生の授業の様子を見てもプレゼンは上手だが質疑応答に必要な思考力を含めるところが課題として見受けられるという意見があり,思考力は,長い時間をかけてしか深まらないもので,英語科でどこまでできるのか課題であり,スキルを育てると同時にゆっくりと思考力が育成できるように中等教育学校から訓練がされていると,年齢とともに深みが増すのではないかとアドバイスがあった。
○ 「言いたいことがあるが英語では表現できない」ということは大学生でもよくあることだが,授業の中で言えるように学習することはある意味限界があるが,留学生にプレゼンしてみて「うまく伝えられなかった。あるいは,伝わったが,質問に答えられない」という悔しさを味わうということが目的で,それ自体意味があると考える。そういう機会が多ければ多いほど,どうやればよいかの気づく機会となり,次の学習につながっていくので,そのあとどのように学習するのかが大事で,そこに取り組んでいくほうが面白いとアドバイスがあった。
○ 「言いたいことがあるが英語では表現できない」ということは大学生でもよくあることだが,授業の中で言えるように学習することはある意味限界があるが,留学生にプレゼンしてみて「うまく伝えられなかった。あるいは,伝わったが,質問に答えられない」という悔しさを味わうということが目的で,それ自体意味があると考える。そういう機会が多ければ多いほど,どうやればよいかの気づく機会となり,次の学習につながっていくので,そのあとどのように学習するのかが大事で,そこに取り組んでいくほうが面白いとアドバイスがあった。
○大学から,後期課程ではどういう方針でライティングの評価をしているかということについて質問があり,学年により評価の仕方が異なるので検討課題であると回答があった。
○大学から,ライティングの評価について,普段から基礎のジャーナルライティングをやった上で,パラグラフライティングをしていくほうが分かりやすいとアドバイスがあった。また,英語に限らず,新聞記事等は例示や比較対象の構成ができているので,概念の提示の仕方をトレーニングしたほうがよいとアドバイスがあった。
○大学から,ライティングの評価について,普段から基礎のジャーナルライティングをやった上で,パラグラフライティングをしていくほうが分かりやすいとアドバイスがあった。また,英語に限らず,新聞記事等は例示や比較対象の構成ができているので,概念の提示の仕方をトレーニングしたほうがよいとアドバイスがあった。
【議題3】大学英語教育の現状と課題について
横川委員より,資料4に基づき,大学の英語教育についての説明があり,下記について課題として示された。
○大学4年間でどのように英語を体系化していくか
○グローバル人材育成推進事業の採択により構成されたグローバルイングリッシュコースについて,本年度が最終年度のため国からの予算がなくなる29年度から,カンファレンスモデルを採用したカリキュラムを今後どのように継続していくか,どういう形で全学に広めていくか
○海外外国語研修の継続
○国際コミュニケーションセンターが提供している英語支援プログラムKALCSについて,大幅に予算が削減されている中で,神戸大学のグローバル化に貢献しているこの取組をどういう形で継続していくか,各学部の同じような取組をどのように統合していくか
○CALL教室の維持と,アクティブラーニングが可能な教室への移行
○経費がない中でいかにグローバル化を進め外国語教育を充実させるか
○第二外国語を含め外国語の必修の維持,できるだけ多くの言語に触れることができる機会をどのように作ることができるか
○大学入試との関係について,大学入試の形態の変化に応じて,大学の外国語の履修形態をどう変えていくか
【議題4】H28年度アドバイザリーについて
石川委員より,資料5に基づいて,説明があり,附属学校各委員の関心分野について確認した。
横川委員より,資料4に基づき,大学の英語教育についての説明があり,下記について課題として示された。
○大学4年間でどのように英語を体系化していくか
○グローバル人材育成推進事業の採択により構成されたグローバルイングリッシュコースについて,本年度が最終年度のため国からの予算がなくなる29年度から,カンファレンスモデルを採用したカリキュラムを今後どのように継続していくか,どういう形で全学に広めていくか
○海外外国語研修の継続
○国際コミュニケーションセンターが提供している英語支援プログラムKALCSについて,大幅に予算が削減されている中で,神戸大学のグローバル化に貢献しているこの取組をどういう形で継続していくか,各学部の同じような取組をどのように統合していくか
○CALL教室の維持と,アクティブラーニングが可能な教室への移行
○経費がない中でいかにグローバル化を進め外国語教育を充実させるか
○第二外国語を含め外国語の必修の維持,できるだけ多くの言語に触れることができる機会をどのように作ることができるか
○大学入試との関係について,大学入試の形態の変化に応じて,大学の外国語の履修形態をどう変えていくか
【議題4】H28年度アドバイザリーについて
石川委員より,資料5に基づいて,説明があり,附属学校各委員の関心分野について確認した。
石田麻衣子 附小 幼少連携,小中連携,小カリ開発 (石川慎一郎)
軽尾弥々 中1 音声指導 (大和知史)
緒方高士 中2 小中連携 (石川慎一郎)
興津紀子 中3 構想中 (柏木治美)
泉美穂 中4 構想中 (ティム・グリア)
横山安津子 中4 学習者主体表現・ライティング指導 (横川博一)
増見敦 中5 ライティング,スピーキング指導 (石川慎一郎)
篠原泰子 中5 構想中 (横川博一)
大八木優子 中6 構想中 (加藤雅之)
津田敦子 中6 授業力,autonomy, self-regulation (木原恵美子)
岩見理華 SGH室長 グローバル意識測定法開発 (石川慎一郎)
真田弘和 中5 プレゼン教育 (石川慎一郎)
松岡梨花 中3 構想中 (島津厚久)
高順子 (非常勤) 構想中 (加藤雅之)
北代尚之 (神戸大学大学院研修) 音声を生かした英語指導 (大和知史)
A・マッティングリー グローバル教育推進室 構想中
K・マッキントッシュ (非常勤) 構想中
【議題5】大学・附属共同研究の現状について
石川委員より,資料6に基づいて,説明があった。
中等教育学校の津田委員よりあいさつがあり,閉会となった。
中等教育学校の津田委員よりあいさつがあり,閉会となった。