2020年3月18日水曜日

2020.3.18 コンテンツ研究部門2019年度年次報告

国際コミュニケーションセンター
令和元年度研究部門年次報告(案)
コンテンツ研究部門
朱春躍(代表)・石川慎一郎・安田麗

1. 【外国語学習セミナー主催】
(目的)学部学生の外国語学習への動機付けを強化する。
(事業)下記3回のセミナーを実施した。
(成果)以下のとおり,3回のセミナーに48名の参加を得た。
◎2019.11.11  第1回外国語学習セミナー
内容:IELTS説明会 担当:木原准教授 参加者: 35名
◎2020.01.30(木) 第2回外国語学習セミナー
内容:中国文化講座「京劇鑑賞入門」 担当:朱教授 参加者: 10名
◎2020.02.04(火)第3回外国語学習セミナー
内容:フランス語検定試験説明会 担当:廣田准教授・ベレック特任講師 参加者:3名
(根拠資料)
https://solac-contents.blogspot.com/2019/10/20191111-r220191ielts.html
https://solac-contents.blogspot.com/2020/01/2020130-2019-2.html
https://solac-contents.blogspot.com/2020/01/202024-2019.html

2. 【神戸大学TOEIC-IP L/Rテスト/神戸大学TOEFL-ITPテスト主催】
(目的)神戸大学生に英語学習成果の継続的な測定・診断機会を提供し,英語学習の動機の維持をはかるとともに,就職活動への間接支援を行う。
(事業)神戸大学生協との共催により,TOEIC L&Rとして6回,TOEFLとして5回の試験を実施した。
(成果)神戸大学TOEIC L&Rテストには約396名,神戸大学TOEFLテストには約316名が参加した。
(根拠資料)https://www.kucoop.jp/book/toeicandtoefl.html

3. 【外国語教育セミナー(外国語授業ピアレビュー)企画・実施】
(目的)センター所属教員が,外国語授業の様々な展開法について学ぶ機会を提供し,もって,本学外国語教育の質的向上をはかる。
(事業)2019年12月6日(金)に第29回外国語教育セミナーとして,ピアレビューおよび講演会を行った。また,部門の企画により,外部講師を招聘しての講演会を実施した。
(成果)以下のとおり実施し,約20名の参加を得た。
第1部 第29回外国語教育セミナー ピアレビュー
日時 2019年12月6日(金) 08:50~11:20
会場 神戸大学鶴甲第1キャンパス(国際文化学部キャンパス)D615 (CALL教室)
独語:安田麗 講師 「ドイツ語の授業実践」
英語:濱田真由 助教 「英語の授業実践」
英語:石川慎一郎 教授 「4つの理念を融合した大学英語教育の設計」
第2部 講演会(10:00~11:10)
講師 大阪大学サイバーメディアセンター教授 岩居弘樹先生
演題 「ICTを活用した能動的外国語学習」
参加者数: 20名(神戸大教員・神戸大院生・同志社大教員・親和女子高校教員他)
(根拠資料)https://solac-contents.blogspot.com/2019/10/2019126-28.html

4. 【KALCSプログラム実施支援】
(目的)神戸大学学生の英語基礎力の向上に加え,大学院生・教員の国際的学術活動の促進をはかる。
(概要)KALCSプログラムに関連して,チュートリアルの運営管理を行った。
(成果)延べ464コマの指導を行った。平均稼働率71.8%。詳細は下記報告を参照。

5. 【附属学校連携支援】
(目的)附属学校における外国語教育の質的向上と,本センターの有するリソースの地域還元を行う。
(概要)神戸大学附属学校と本センターの外国語教育にかかる連携を支援した。
(成果)2019年4月12日に2019年度大学・附属学校英語教育連携推進会議を開催した。また,部門教員が研究委員長として同校のスーパーグローバルハイスクール事業の指導を行った。
令和元年度第1回大学・附属学校英語教育連携推進会議概要
日 時:2019年4月12日(金)17:00~18:30
場 所:神戸大学国際コミュニケーションセンターD506
出席者:大学教育推進機構国際コミュニケーションセンター:石川慎一郎,柏木治美,木原恵美子,島津厚久,保田幸子,大和知史,横川博一/附属小学校・中学校:泉美穂ほか英語担当教員
議題・報告事項等
(附属学校部)各校の動静報告,児童・生徒数の変容,入試(入検)の状況など。
(小学校)2年生からの領域は教科に変更したが英語は従前体制で実施。
(中等前期・後期)英語力の着実な向上。国の指針(卒業時A2+)をはるかに上回る実績。
(大学)4単位化が始まった。広義のアカデミックイングリッシュを共通の指針に。英語力の高い学生を選抜したACEコースの展開を実施。
(根拠資料)https://solac-contents.blogspot.com/2019/04/2019412-311.html

6. 【広報活動】
(目的)学生への情報提供チャンネルの増加ならびに部門活動の可視化を図る。
(概要)コンテンツ研究部門ブログを維持・継続し,部門での活動の体系的な記録・広報を行う。
(成果)年度内に9件のエントリが作成・発信され,部門業務について情報提供が行われた。同ブログには年度内に約3,246件のアクセスがあった(開設時より累計32,908ヒット)。
(根拠資料)
https://solac-contents.blogspot.com/

7. 2019年度KALCSプログラム事業報告(西山 寛隆)
◎はじめに
KALCS (Kobe University Academic Language and Communication Support)は,国際コミュニケーションセンターが平成22年度(2010年度)後期より全学を対象に提供している英語支援プログラムである。KALCSでは神戸大学構成員の学術英語力の向上および大学の研究活動の国際化推進を目指し,主に教員・大学院生を対象とした英語論文校閲チュートリアルをその中心事業として活動している。本年度の利用コマ数は232であった。

◎2019年度事業の概要
2019年度は次の期間において,鶴甲第1キャンパス D棟5階D508で実施した。
・6月3日(月)~6月28日(金)
・7月1日(月)~7月31日(水)
・11月1日(金)~11月29日(金)
・12月2日(月)~12月27日(金)
・1月6日(月)~1月31日(金)
(すべて平日の①12:30~13:30,②14:30~15:30,③15:45~16:45の3コマにおいて実施。)

◎事業の成果
 2019年度のサービス期間中,下記の利用実績があった。

チュートリアル利用状況及び稼働率
実施期間 利用コマ数 開講コマ数 稼働率
前期 (6月3日~7月31日) 79 129 61.2%
後期 (11月1日~1月31日) 153 189 81.1%
通年 (6月3日~1月31日) 232 318 73.1%

チュートリアルについては,一度のみの利用ではなく,複数回利用された方もいた。また,原則として事前予約制ではあったものの,受講当日の後続コマの空き状況等により,利用者は担当講師と相談のうえ,事前に予約していたコマを超えてチュートリアルを受講するといった柔軟な受講スタイルが可能であった。

◎アンケート結果
前期8名,後期7名,合計15名よりアンケート回答を得た。以下は主要項目への回答。
Q2. 講師は毎回,受講者を主体に置いて指導を行いましたか
・「はい」(全回答者)
Q3. 講師の説明はわかりやすかったですか?
・「はい」(全回答者)
Q4. 今回のチュートリアルを受けて,次回も受けたいと思われましたか?
・「はい」(全回答者)
Q5. 引き続き,受講する予定がありますか?(次学期)
・「はい」: 13 ・「いいえ」: 2
全体として,受講生からは高い評価を得た。
(根拠資料)https://solac-contents.blogspot.com/2020/03/2020317-2019kalcs.html