平成24年度の表記会議を実施しました。昨年度の初回会合に続き,2回目の会議です。今回の会議では,会議体の設立内規を定めたほか,附属教諭の研究に大学教員がアドバイザーとなる新しい連携制度が新設されました。こうした制度は,附属を持つ国立大学の中でもユニークなものであり,今後の展開が期待されます。
平成24年度 第1回 大学・附属学校英語教育連携推進会議 議事概要
(兼 平成24年度 第1回 附属学校連携専門グループ国際教育部会拡大会議)
日 時 平成24年10月9日(火)17:00~18:40
場 所 神戸大学鶴甲第1キャンパスD棟(国際コミュニケーションセンター棟)603
議事に先立ち、島津センター長及び安岡副校長からのあいさつがあった。
【議題1】前回議事録の確認
○ 前回議事録の確認を行い、了承された。
【議題2】大学・附属学校英語教育連携推進会議 会議規定(申し合わせ)について
○ 資料2に基づいて、今後、大学と附属学校との連携を推進していく上で、「神戸大学 大学・附属学校英語教育連携推進会議 設置内規」が提案され、必要に応じて、条項を追記していく旨の説明後、審議の結果、了承された。
○ 資料1に基づいて、本会議メンバーの確認があった。
【議題3】研究アドバイザリー制度創設について
○ 資料3に基づいて、国際コミュニケーションセンター教員が、附属学校教員の研究をサポートし、レポートにまとめて報告することを通して、国際コミュニケーションセンターと附属学校との連携の深化及び附属学校の研究力・教育力向上を目指していくことを目的として、「研究アドバイザリー制度」が提案され、審議の結果、了承された。ただし、本制度の運用については、各校の実情に応じて学校教育と並行して進めていくことや来年度以降に赴任してきた教員への対応等について課題があり、個別に対応することとした。
○ 資料4に基づいて研究テーマの例示があり、具体的な研究テーマについては、アドバイザーと相談の上、決定することとなった。
【議題4】その他
特になし
【報告事項1】大学側の最近の動きについて
○ 島津センター長から、以下の報告があった。
・ 平成24年1月の学内会議にて、平成24年度から全学生が在学中にTOEICやTOEFLを2回無料で受験できる制度を設置し、現在実施していること。
・ グルーバル人材育成推進事業に採択され(神戸大学の文系6学部共同事業)、グローバル化を見据えた入試の在り方について、TOEFLを活用した入試や留学生の入試、入学時プレースメントテストの実施等を検討していること。
【報告事項2】附属学校側の最近の動きについて
○ 各校の担当者から、以下の報告があった。
・ 附属小学校・明石小学校については、第1学年から第6学年において、専科教諭、ALT、クラス担任で授業を展開していること。
・ 附属住吉小学校ついては、第5学年及び第6学年において、独自の英語カリキュラムを児童の実態に合わせて工夫し、専科教諭、ALT、クラス担任で授業を展開していること。
・ 附属中等教育学校(住吉校舎)については、前期課程において、アウトプット能力の育成を意識した授業づくりを行っていること。また、前期課程と後期課程両方の授業を受け持つ教員を配置することにより、中等教育学校全体を見通した授業を展開していること。
・ 中等教育学校(明石校舎)については、発信能力に課題が見られるため、各学年において定期的に自己紹介等を展開していること。
【小講演1】神戸大学附属中等教育学校(住吉校舎)英語科の実践における現状と課題
○ 資料に基づいて講演があった。
【小講演2】英語プロソディ指導の位置付け
○ 資料に基づいて講演があった。