2022年3月7日月曜日

2022.3.24 2021年度神戸大学 大学・附属学校英語教育連携推進会議

表記会議を開催しました。

日時:2022年3月24日(木)1600~1700
形態:Zoom

式次第

開会の言葉 (国際コミュニケーションセンター長:柏木教授)

1. 附属学校部報告(附属学校部専門職員:前川)
・附属学校園の在り方検討WG最終報告(2021.3)
・附属学校部の機能強化のため、執行部会議を置き、大学連携研究支援部門・校種間接続研究推進部門・学校園運営部門の3部門を設置

2. 小学校報告(小:石田教諭 ※代理報告 国際コミュニケーションセンター:石川教授)

・1~2年は「せかい」科(18H・35H)
・3~4年は外国語活動(35H)
・5~6年は「英語」(70H)
・6年間の総時数は国の基準より53H(※1~2年)多い
・3~4年はLet's Try+独自教材、5~6年は教科書(光村Here We Go)中心
・評価はパフォーマンステストも活用

3. 中等教育学校前期課程報告(中等:泉教諭)
・新指導要領3観点(知識技能、思考力、学びに向かう力)をふまえた評価
・音読テスト、サマリーテスト、ライティング、プロジェクト(3つのプレゼン)の組み合わせ
・GTEC, KUSF達成度、語彙サイズテストでの評価
・生徒をより多面的に観察・評価する方向での変化、教師自身の振り返り

4. 中等教育学校後期課程報告(中等:大八木教諭)
・4年(探究英語3単位+英語表現2単位)、5年(探究4+表現2)、6年(コミュニケーション英語4+表現2)
・外部テストに基づくCEFRレベルの変化を技能別・学年別・過年度比較によって体系的に把握・分析
・各学年ともに向上が認められている

5. 大学報告(外国語教育第1部会長:横川教授)
・遠隔指導中心の2年目となったが、2021年度は外部試験を実施し、ACE生の選抜にも通常通り外部試験スコアを活用
・海外研修は中止となったがオンラインでの研修を実施(台湾)、チューターセッションもオンライン形式で継続
・今後の展開の方向性として、キャリアパスを意識したプログラム、カリキュラム弾力化、指導と評価の一体化、入試改革など
・「次世代リーダーを輩出する神戸大学グローバルエキスパート教育研究プロジェクト」語学+インターンシップ(GCP)+交換留学、留学生とのOJT、ACEの拡大(2年以上、留学生TAとの協働型プロジェクト学習)

6. 意見交換(司会 国際コミュニケーションセンター:石川教授)
・小学校における英語教育の中学への影響
・試験で測定される狭義の英語力とそれを超えた能力の関係
・(コロナ禍終了後の)遠隔授業の活用 ほか

閉会の言葉(中等英語科主任:篠原教諭)


過去の会議(参考)

2021年度(10回)
http://solac-contents.blogspot.com/2022/03/2022324.html

2020年度(9回)
http://solac-contents.blogspot.com/2020/11/20201127-22020.html

2019年度(8回)
http://solac-contents.blogspot.com/2019/04/2019412-311.html

2018年度(7回)
https://solac-contents.blogspot.com/2018/04/2018423-301.html

2017年度(6回)
https://solac-contents.blogspot.com/2017/05/2017421-h29.html

2016年度(5回)
https://solac-contents.blogspot.com/2016/04/2016422.html

2015年度(4回)
https://solac-contents.blogspot.com/2015/03/2015427-271.html

2014年度(3回)
http://solac-contents.blogspot.com/2014/04/2014428-26.html

2012年度(2回)
http://solac-contents.blogspot.com/2012/10/2012109.html

2011年度(初回)
http://solac-contents.blogspot.com/2011/12/20111212-1.html

2022年3月3日木曜日

2022.3.3 コンテンツ研究部門2021年度実績報告(案)

2022.3.4 2021年度コンテンツ研究部門年次報告(案)

神戸大学大学教育推進機構 国際コミュニケーションセンター
令和3年度(2021年度)研究部門年次報告(案)
コンテンツ研究部門  石川慎一郎(代表)・朱春躍・安田麗


1. 【外国語学習セミナー企画】
(目的)学部学生の外国語学習への動機付けを強化する。
(実績)2021年6月21日に,本センター木原准教授の企画・主宰のもと,第1回外国語学習セミナー「IELTS説明会」ならびに,10月27日に第2回外国語学習者セミナー「IELTS説明会」(第2回)が開催された。
(成果)昨年同様,第1回には27名,第2回には15名の参加があった。第1回については,事後アンケート結果で「内容はわかりやすかったか」の質問に対して「大変そう思う」が54%,「ややそう思う」が46%,「試験準備に役立つか」の質問に対して,「大変そう思う」が63%,「そう思う」が37%で好評であった。第2回については,事後アンケート結果で「試験準備に役立つか」の質問に対して,「大変そう思う」が71%,「そう思う」が29%で好評であった。
(証憑)
第1回  http://solac-contents.blogspot.com/2021/04/2021621-1ielts.html
第2回  http://solac-contents.blogspot.com/2021/10/20211027-ielts.html


2. 【神戸大学TOEIC-IPテスト/神戸大学TOEFL-ITPテスト主催】
(目的)神戸大学生に英語学習成果の継続的な測定・診断機会を提供し,英語学習の動機の維持をはかるとともに,就職活動への間接支援を行う。
(実績)以下の通り,延べ11回の試験を実施し,受験者は延べ562名であった。
2021年度の結果(2022/2/9更新)
<神戸大学TOEIC> 2021年度累計受験者 330名
・ 5/22(第1回)  受験者  55名    平均点 L350/ R315     合計 666
・ 6/19(第2回)  受験者  32名  平均点 L351/ R293     合計 644
・ 7/10(第3回)  受験者  77名  平均点 L333/ R294     合計 627
・10/30(第4回) 受験者  81名  平均点 L336/ R314     合計 650
・12/11(第5回)   受験者  45名  平均点 L336/ R307     合計643
・1/29 (第6回)   受験者    40名    平均点   L322/ R320   合計 642   

<神戸大学TOEFL> 2021年度累計受験者 232名
・5/22 (第1回) 受験者 33名 平均点  S1(51) S2(55) S3(54)    合計529
・6/19 (第2回)   受験者 64名 平均点    S1(48) S2(53) S3(53)    合計518
・7/10 (第3回)    受験者 34名 平均点    S1(50) S2(55) S3(53)    合計524
・12/11(第4回)   受験者  54名   平均点   S1(52) S2(54) S3(54)    合計535
・1/29 (第5回)   受験者 47名 平均点 S1(51) S2(53) S3(53)    合計523

※2021年度 両テスト受験者数合計 562名
※工学部生用臨時実施分を含めた合計 726名

(成果)受験者数はコロナの影響もあり,少なめに推移したが,700名を超える神戸大学生に外部試験受験機会を提供することができた。
(証憑) http://solac-contents.blogspot.com/2022/02/2022129-6toeic-5toefl.html

 

3. 【外国語授業ピアレビューと外国語教育セミナー企画・実施】
(目的)センター所属教員が,外国語授業の様々な展開法について学ぶ機会を提供し,もって,本学外国語教育の質的向上をはかる。
(実績)2021年12月3日に「第31回外国語教育セミナー(外国語教育ピアレビュー:外国語遠隔授業を考えるⅡ)」を実施した。当日は,柏木教授,バーチ特任准教授,ベレック特任講師の3名より,遠隔下での外国語授業の実践について報告があった。
(成果)学内限定としたが,専任・非常勤あわせて22名の参加があり盛況であった。実施アンケート(回答数15名)では,満足度(5点満点)において5点が67%,4点が33%であり,参加者からの評価も高かった。
(証憑) http://solac-contents.blogspot.com/2021/11/2021123-31.html


4. 【附属学校連携支援】
(目的)附属学校における外国語教育の質的向上と,本センターの有するリソースの地域還元を行う。
(実績)2022年3月24日(水)16:00~17:00に「2021年度 神戸大学 大学・附属学校英語教育連携推進会議」をオンライン実施予定。
(成果)附属と大学の英語教員担当者の情報交換を行うことで,神戸大学全体の英語教育の改善に効果が見込まれる。
(証憑)http://solac-contents.blogspot.com/2022/03/2022324.html


5. 【調査研究活動】
(目的)外国語教育の内容論に関わる諸問題を検討する上での基礎調査を行う。
(実績)KALCSプログラムの成果報告として,報告レポートを作成した(執筆者:CALL補佐室:新山亜香里氏)
(成果)時期別の稼働率,受講生の満足度などの基礎データを取得することができ,来年度以降,同様のプログラムを組む場合のスロット数・時間帯などの決定のための貴重な資料を得ることができた。
(証憑)http://solac-contents.blogspot.com/2022/02/2022215-kalcs.html


6. 【広報活動】
(目的)学生への情報提供チャンネルの増加ならびに部門活動の可視化を図る。
(実績)部門ブログの運営を継続した。2021年度中に,4月1件,5月1件,6月2件,7月1件,10月1件,11月2件,12月1件,2月2件,3月1件の投稿を行った。年度内閲覧数は約5,354件となり,昨年度の4,798件を上回った(3/3時点で比較)。
(成果)部門活動を学内外に広報する一助となった。
(証憑)Google ブログ内統計データ

※10/10には,TOEICの平均点などを公開したため,学内の閲覧数が増えた。


7. 【KALCS】
(目的)神戸大構成員に学術英語のサポートを提供する。
(実績)2021年11月1日~2022年1月31日の約3か月間にわたり,月曜日から金曜日まで, ①12:05 ~ 13:05、②13:20 ~ 14:20、③14:35 ~ 15:35、 ④15:50~16:50の4つのコマを提供。開講コマ数は全236コマ,うち稼働は112コマ(47%)。
(成果)参加者は英語論文の校閲を受け,論文投稿などに有益であった。アンケート(N=24)では,講師は受講生を主体において指導したか?(100%),わかりやすかったか?(10%)など,きわめて高い評価であった。
(証憑) http://solac-contents.blogspot.com/2022/02/2022215-kalcs.html