2015年4月1日水曜日

2015.4.1 平成26年度部門活動報告

大学教育推進機構 国際コミュニケーションセンター
平成26年度研究部門活動報告

(※平成27年4月運営委員会にて確定しました。)

コンテンツ研究部門 石川慎一郎(代表)・朱春躍・福岡麻子

【1. 外国語学習セミナー主催】
(目的)学部学生の外国語学習への動機付けを強化する。
(事業)平成26年度は,下記の5回のセミナーを実施した。

  4月16日(水)      「第1回セミナー:TOEIC入門」(参加約360名)
  4月23日(水)      「第2回セミナー:TOEFL入門」(参加約260名)
 7月24日(水)   「第3回外国語学習セミナー:仏語検定試験入門」(参加9名)
11月12/19日(水)   「第4回外国語学習セミナー:独語検定試験入門」(参加9名),
11月27日(木)  「第5回外国語学習セミナー:中国語検定試験入門」(参加7名),

(成果)昨年度より,英語に加え,未修外国語でも開催しており,幅広い学生に検定試験を通した外国語の学びの方向付けを行うことができた。(※仏語・中国語説明会については部門外より廣田講師・高橋講師のご協力を得た。)

【2. 神戸大学TOEIC-IPテスト/神戸大学TOEFL-ITPテスト主催】
(目的)神戸大学生に英語学習成果の継続的な測定・診断機会を提供し,英語学習の動機の維持をはかるとともに,就職活動への間接支援を行う。
(事業)神戸大学生協との共催により,TOEIC5回,TOEFL4回の試験を実施した。
(成果)神戸大学TOEICテストには約800名,神戸大学TOEFLテストには約200名の参加があった。


【3. 外国語授業ピアレビュー企画・実施】
(目的)センター所属教員が,外国語授業の様々な展開法について学ぶ機会を提供し,もって,本学外国語教育の質的向上をはかる。
(事業)2014年12月5日(金)にピアレビューおよび講演会を行った。また,部門の福岡講師の企画により,2015年3月27日に外部講師を招聘しての講演会を実施した。
(成果)実施記録

第14回外国語教育セミナー<外国語教授法・教授コンテンツを考える>
日時: 2014/12/5(金)0950~1210
会場: 神戸大学鶴甲第1キャンパスD615(CALL教室) 
第1部(0950~1040)国際コミュニケーションセンター 教員ピアレビュー
マリアン・ワン特任准教授(英語)「Teaching in PSA Courses」
石川慎一郎教授(英語)「批判思考トレーニングとしての大学英語教育:「英語オーラル」の授業実践」
廣田大地講師(フランス語)「神戸大学外国語第Ⅱのフランス語Sクラス(インテンシブクラス)の取り組 み:いかにして「楽しく」と「厳しく」を両立させるか」
第2部(1040~1210) 講演会
演題:「外国語教育におけるカリキュラム・教授法・コンテンツの再考:京都大学の取り組み」
講師: 金丸敏幸先生(京都大学)
参加者: 34名(学外参加者:(甲子園大,大阪工大,名古屋工大,大手前大学他)

第15回外国語教育セミナー <ハイデルベルグ教育大学 Nicola Würffel教授講演会・ワークショップ>
日時 2015年3月27日(金)13時20分~14時50分
会場 神戸大学鶴甲第1キャンパスD棟D615
企画:福岡麻子講師(国際コミュニケーションセンターコンテンツ研究部門)
演題:Get in Touch. Reasons for the Integration of Blended Learning into the Training of Language Teachers.
参加者:11名

【4. KALCSプログラム実施支援】
(目的)神戸大学学生の英語基礎力の向上に加え,大学院生・教員の国際的学術活動の促進をはかる。
(概要)KALCSプロジェクト委員会と連携し,KALCSプログラムにかかる企画・運営を行った。
(成果)チュートリアル(337名),プレゼンセミナー利(321名),ライティングセミナー(180名),貸出サービス(36名),KUEPCON(67名),ポスター印刷サービス(15名),計956名の利用があった。また,年度末に事業報告書を作成し,センター紀要に投稿したほか,ブログでの発信を行った。
 
【5. 調査研究活動】
(目的)外国語教育の内容論に関わる諸問題を検討する上での基礎資料の作成を行う。
(概要)「外部試験」の状況について理事の依頼を受けてデータ分析と結果の報告を行う。
(成果)分析レポート(A4で13p)を作成し,教育改革ワーキンググループ会議(6月12日),国際コミュニケーションセンター定例会(6月13日),外国語第1部会月例会議(6月20日)の3つの会議で報告を行った。

【6. 広報活動】
(目的)学生への情報提供チャンネルの増加ならびに部門活動の可視化を図る。
(概要)コンテンツ研究部門ブログを作成し,部門での活動の体系的な記録・広報を行った。
(成果)1年間に16件のエントリが作成され,センター主催の外部テスト結果や,部門業務について情報提供が行われた。同ブログには年間4,200件程度のアクセスがあった。

【7. 附属学校連携支援】
(目的)附属学校における外国語教育の質的向上と,本センターの有するリソースの地域還元を行う。
(概要)神戸大学附属学校と本センターの外国語教育にかかる連携を支援した。
(成果)4月28日に平成26年度大学・附属学校英語教育連携推進会議を開催した。また,部門教員が研究アドバイザーとして同校のスーパーグローバルハイスクール申請を支援し,同校のSGH認定が決まった。

平成26年度大学・附属学校英語教育連携推進会議
日 時 平成26年4月28日(月)17:00~18:45
場 所 神戸大学国際コミュニケーションセンターD603
出 席 ○国際コミュニケーションセンター:柏木センター長、横川副センター長、石川教授、加藤教授,グリア教授,島津教授,(陪席)福岡講師
○附属学校:増見敦,泉美穂,岩見理華,大八木優子,緒方高士,興津紀子,軽尾弥々,篠原泰子,島安津子,竹下厚志,津田敦子,清水一貴,稲継麻里(順不同)
○附属学校部:前川係長,高田主任
【議題1】附属幼小の英語教育についての意見交換
【議題2】附属中等教育学校の英語教育についての意見交換
【議題3】大学の英語教育についての意見交換
【議題4】研究アドバイザリー制度について
【そのほか】質疑など