2018年4月7日土曜日

2018.3.31 2017年度(H29年度)業務報告書

国際コミュニケーションセンター
平成29年度研究部門年次報告(案)

コンテンツ研究部門
朱春躍(代表)・石川慎一郎・福岡麻子

1. 【外国語学習セミナー主催】
(目的)学部学生の外国語学習への動機付けを強化する。
(事業)平成29年度は,下記7回のセミナーを実施した。
(成果)以下のとおりである。なお,部門外から,木原准教授,廣田准教授の多大な御助力を得た。また,今年度の外国語学習セミナーはこれまでの語学検定に加え,文化紹介にも広がった。
2017.7.24  第1回外国語学習セミナー:IELTS(アイエルツ 英語検定試験)説明会(参加者74名)(担当:木原准教授)
2017.07.26 第2回外国語学習セミナー:原サチコ氏(ハンブルク・ドイツ劇場専属俳優)講演会:外国語劇の可能性 ハンブルク大学・ドイツ人学生たちによる日本語劇「少年口伝隊一九四五」(参加者21名)(担当:福岡准教授)
2017.12.13 第3回外国語学習セミナー:ドイツ語検定入門(参加者7名) (担当:福岡准教授)
2018.01.22 第4回外国語学習セミナー:中国「改革開放」以来のC-POP(参加者9名) (担当:朱教授)
2018.01.29 第5回外国語学習セミナー:英語TOEIC S/Wテストガイド(参加者15名)(担当:石川教授)
2018.02.20 第6回外国語学習セミナー:中国の民族楽器「二胡」とその音色(参加者40名) (担当:朱教授)
2018.02.20 第7回外国語学習セミナー:フランス語検定試験(DELF)セミナー(参加者3名)(担当:廣田准教授)

2. 【神戸大学TOEIC-IPテスト/神戸大学TOEFL-ITPテスト主催】
(目的)神戸大学生に英語学習成果の継続的な測定・診断機会を提供し,英語学習の動機の維持をはかるとともに,就職活動への間接支援を行う。
(事業)神戸大学生協との共催により,TOEIC R&Lとして6回,TOEFLとして5回の試験を実施した。
(成果)神戸大学TOEIC R&Lテストには約430名,神戸大学TOEFLテストには約200名が参加した。

3. 【外国語教育セミナー(外国語授業ピアレビュー)企画・実施】
(目的)センター所属教員が,外国語授業の様々な展開法について学ぶ機会を提供し,もって,本学外国語教育の質的向上をはかる。
(事業)平成28年12月1日(金)に第24回外国語教育セミナーとして,ピアレビューおよび講演会を行った。また,部門の石川教授の企画により,外部講師を招聘しての講演会を実施した。
(成果)実施記録
2017.12.1 第24回外国語教育セミナー ピアレビュー
日時 2017年12月1日(金) 08:50~11:20
会場 神戸大学鶴甲第1キャンパス(国際文化学部キャンパス)D615 (CALL教室)
第1部 センター教員ピアレビュー(08:50~09:50)
報告者 グリア教授(英語) 島津教授(英語) シュルツェ特任准教授(ドイツ語)
※ビデオカンファレンス方式を採用。各教員が授業風景を記録したビデオの一部を上演しながら,授業の工夫などについて報告した(質疑・入れ替え込み1名20分)。
第2部 講演会(09:50~11:20)
講師 大阪大学大学院言語文化研究科 岡田悠佑准教授
演題 「大阪大学における外国語教育:英語カリキュラム改革を中心に」
講師ご専門 会話分析(conversation analysis)による応用言語学研究(相互行為能力としてのコミュニケーション能力の研究)を中心とし,現在は,日本企業への米議会公聴会,第二言語での採用面接試験,第二言語会話能力インタビューテスト,第二言語での入試面接などのテーマでも研究を展開(講師ウェブサイトより)
参加者数: 20名
アンケート結果(出席者20,回収回答数15)
第1部(ピアレビュー) 参考になった 15 参考になった 0 あまり参考にならなかった0 参考にならなかった 0
第2部(講演)
参考になった 13  ある程度参考になった 2  普通 0  あまり参考にならなかった 0
参考にならなかった 0
※詳細は,部門ブログ参照
http:// http://solac-contents.blogspot.jp/2017/11/2017121-24.html

4. 【KALCSプログラム実施支援】
(目的)神戸大学学生の英語基礎力の向上に加え,大学院生・教員の国際的学術活動の促進をはかる。
(概要)KALCSプロジェクト委員会と連携し,KALCSプログラムにかかる企画・運営を行った。
(成果)予算が削減される中,専任事務員の雇用ができなくなったが,部門外教員加藤教授と補佐員のサポートを得て,概ね同様の業務を遂行し,チュートリアル355名,プレゼンセミナー263名,全体で618名の参加があった。また,1年間の記録は,加藤雅之・鳴海千春「KALCSプログラム事業報告2017」にまとめられ,『神戸大学国際コミュニケーションセンター紀要』14号に掲載された。URL: http://www.lib.kobe-u.ac.jp/kernel/seika/NCID=AA12182319.html

5. 【附属学校連携支援】
(目的)附属学校における外国語教育の質的向上と,本センターの有するリソースの地域還元を行う。
(概要)神戸大学附属学校と本センターの外国語教育にかかる連携を支援した。
(成果)4月21日に平成29年度大学・附属学校英語教育連携推進会議を開催した。また,部門教員が研究アドバイザーとして同校のスーパーグローバルハイスクール事業の指導を行った。

平成29年度第1回大学・附属学校英語教育連携推進会議 議事録
日 時:平成29年4月21日(金)17:30~18:40
場 所:神戸大学国際コミュニケーションセンターD615
出 席
〇大学教育推進機構国際コミュニケーションセンター:石川慎一郎,柏木治美,加藤雅之,島津厚久,木原恵美子,保田幸子,大和知史,横川博一
〇附属学校:石田麻衣子,津田敦子,緒方高士,泉美穂,大八木優子,軽尾弥々,篠原泰子,島安津子,岩見理華,真田弘和,増見敦
〇附属学校部:田村事務長,竹林主任,徳永係員

【報告事項1】附属学校全体の現状について
【議題1】附属小学校:英語教育の現状と課題について
【議題2】附属中等教育学校:英語教育の現状と課題について
【議題3】大学英語教育の現状と課題について
【議題4】H29年度アドバイザリーについて
【議題5】大学・附属共同研究の現状について
※詳細は部門ブログ参照
http://solac-contents.blogspot.jp/2017/05/2017421-h29.html

6. 【調査研究活動】
(目的)外国語教育の内容論に関わる諸問題を検討する上での基礎調査を行う。
(概要)「外部テスト」「教育目標」「教材」等,大学における外国語教育のコンテンツに関係した諸問題に関わる基礎的資料収集を継続的に行う。
(成果)部門教員(石川)により,「平成29年度神戸大学英語外部試験(1年生)結果分析」の分析レポートが作成され,センター運営委員会で報告された。

7. 【広報活動】
(目的)学生への情報提供チャンネルの増加ならびに部門活動の可視化を図る。
(概要)コンテンツ研究部門ブログを維持・継続し,部門での活動の体系的な記録・広報を行う。
(成果)年度内に10件のエントリが作成・発信され,部門業務について情報提供が行われた。同ブログには年度内に約3,988件のアクセスがあった(開設時より累計26792ヒット)。